清めのアロマ
星 ユカリ

要約
清らかに流るる水 氷柱きらめき 水しぶきに遊ぶ水—— 陰維脈・陽維脈のブレンドを完成させたとき、ふとこんな言葉が降りてきました。「生命が宿る土台を清めないと」。奇経八脈シリーズの新作「清め」は、そこから生まれました。
参道に足を踏み入れるとき
神社の参道を歩いたことがありますか。
鳥居をくぐった瞬間、空気が変わる。 玉砂利を踏む音が、自分の足音だけになる。 木々の間から差し込む光が、静かに道を照らしている。
誰かと話すわけでもなく、何かを急ぐわけでもなく——ただ、歩く。
その一歩一歩に、何かが「落ちていく」感覚。 日常の喧騒、心の中のざわめき、体に積み重なった疲れ。 参道という空間が、静かにそれらを受け取ってくれるような、あの感覚。
「清め」は、そんなひとときをアロマで表現したブレンドです。
詩が先に降りてきた
このブレンドは、チャネリングによって生まれました。
奇経八脈アロマシリーズとして、陰維脈・陽維脈のブレンドを完成させた後のこと。 ふとこんな感覚が訪れました。
「生命が宿る土台を清めないと」
陰維脈は、内なる世界——感情、記憶、魂の深部をつなぐ脈。 陽維脈は、外なる世界——社会、関係、行動の場をつなぐ脈。
内と外をつなぐ「維(いとすじ)」を整えた後に必要なのは、 その土台そのものを清めること。
どんなに美しいものを建てようとしても、 土台が穢れていては、その上に積み上げることができない。
東洋医学では、「邪気」という概念があります。 外からやってくる風邪・寒邪・湿邪だけでなく、 内側から生まれる気の滞り、感情の凝り固まり、魂の疲弊—— それらすべてが「邪」となって、生命の流れを妨げます。
清めとは、それらを手放すこと。 祓い、流し、新たな気を迎え入れる準備をすること。
シリーズの中でも、この「清め」はとりわけ根源的な位置にあると感じています。
詩「清め」
清らかに流るる水
氷柱きらめき 水しぶきに遊ぶ水
笑い声 転がるごとく
ケラケラと
やがて
コロコロと弾む清流の音に導かれ
静寂と無音の
響き満つるところへ
白石の原
ひろごりの地に辿り着く
心に打ち水を放ち
大きく息を吸い
ゆるやかに吐き
魂を鎮める
柏手ひとつ
姿勢を正し
手放し
受け渡し
ただ
その時を待つ
この詩を読んでいると、参道の情景が浮かびます。
「氷柱きらめき」——参道の脇を流れる清冽な湧き水。 「白石の原」——神社の境内に広がる、白玉砂利の清浄な空間。 「柏手ひとつ」——神前に立ち、自分を正す、あの一瞬。
そして最後の「ただ その時を待つ」。
清めとは、何かを得ようとする行為ではなく、 手放すことで空白を作り、そこに何かが満ちてくるのを静かに待つ—— そういう在り方なのかもしれません。
アロマが「清め」を体現する
アロマテラピーにおいて、香りは直接、大脳辺縁系——感情や記憶を司る脳の深部——に届きます。
視覚や聴覚と異なり、嗅覚だけが大脳新皮質(理性・思考の脳)を経由せずに、感情の中枢へと直接作用する。
これはつまり、香りが「考える前に届く」ということ。
邪気を祓う神事において、榊や菖蒲、龍脳(ボルネオールを含む植物)が古くから用いられてきたのは、香りが持つこの力——理性の手前で、魂に直接届く力——を古人が知っていたからではないでしょうか。
「清め」のブレンドも、そのような働きを意図して作られています。
体の表面だけでなく、気の層、感情の層、魂の層まで届くような香り。 参道を歩くときのように、ただ存在するだけで、内側から整っていくような香り。
奇経八脈シリーズの中の「清め」
奇経八脈(きけいはちみゃく)は、東洋医学の経絡体系の中でも特別な位置を占めます。
十二正経が「川」だとすれば、奇経八脈は「湖」や「海」。 気血が溢れたとき、不足したとき、その流れを調整する深い貯蔵庫です。
また奇経は、先天の気——生まれる前から持っている生命の根本エネルギー——と深く関わっています。トラウマ、深い感情のパターン、魂のレベルの疲弊には、この奇経へのアプローチが有効とされています。
陰維脈・陽維脈で内外をつなぐ「維」を整えた後に、「清め」が来る。
それは、奇経全体の流れを整える前の、根本的な浄化。
土台を清め、魂を鎮め、ただその時を待つ——
次のステップへ進む前の、静寂の時間。
使い方のイメージ
ブレンドの詳しい内容は、リトルトリーストアにてご紹介予定です。
日常の中での「清め」の時間として、こんなシーンに寄り添います。
- 朝、一日を始める前の数分間。深呼吸とともに。
- 何か大切なことに向き合う前。心を整えたいとき。
- 仕事や人間関係で疲れを感じたとき。
- 新月・満月など、節目のタイミングに。
- 神社参拝の前後に。
香りを纏いながら、詩の言葉を思い出してみてください。
清らかに流るる水……
その清流の音とともに、あなたの内側も少しずつ、流れていきますように。
奇経八脈アロマシリーズ「清め」 リトルトリーストア(littletree-store.jp)にて販売中です。
星ユカリ / Little Tree Store
重要なポイント
**シリーズの位置づけ** - 奇経八脈アロマシリーズの一作 - 陰維脈・陽維脈の次に生まれた - 根本的な浄化・土台を清めるブレンド **コンセプト** - 生命が宿る土台を清める - 神社の参道のイメージ - 手放し、受け渡し、ただその時を待つ **東洋医学的背景** - 奇経八脈=先天の気・魂レベルの深い調整 - 邪気(気の滞り・感情の凝り、魂の疲弊)を祓う - 清め→新たな気を迎え入れる準備 **アロマ的背景** - 嗅覚は大脳辺縁系へ直接届く - 理性の手前で魂に作用する - 神事での香りの使用(榊・菖蒲・龍脳)と同じ系譜 **詩のキーワード** - 清流・氷柱・水しぶき → 浄化・流れ - 白石の原 → 神社の玉砂利・清浄な場 - 柏手・姿勢を正す → 神前・自己を整える - 手放し・受け渡し・待つ → 委ねる在り方 **使うシーン** - 朝の深呼吸・一日の始まり - 大切なことに向き合う前 - 新月・満月などの節目 - 神社参拝の前後
まとめ
奇経八脈アロマシリーズ最新作「清め」は、陰維脈・陽維脈で内と外をつなぐ「維」を整えた後、生命の土台そのものを浄化するために生まれたブレンドです。 神社の参道を歩くとき、玉砂利を踏みしめ、柏手を打ち、ただ静かに立つあの時間——「清め」はその感覚をアロマで体現しました。 手放し、受け渡し、ただその時を待つ。 邪気を祓い、魂を鎮め、新たな気を迎え入れる準備をする。それが「清め」の本質です。 🌿 リトルトリーストア(littletree-store.jp)にて販売中。
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